2017/12/13
家に帰ってゆっくりお風呂に浸かろうと思っていたのに、まさかの給湯器の故障・・・。
早く直して今までどおりに使えれば良いのですが、自分では対処できない不具合も多いのです。
持ち家の場合は、できるだけ早く専門業者に来てもらって修理や交換をしてもらいますよね。でも、ここで気になるのが、「賃貸の場合はだれに連絡して、だれが修理や交換費用を支払うの?」ということです。
今回は、賃貸物件に備え付けられた給湯器が故障してしまったときに知っておきたい、修理の依頼先や費用などについてご紹介します。
目次
賃貸物件の給湯器が故障したらだれに連絡する?
・賃貸物件の給湯器が故障!?まずは大家さんや管理会社に連絡
・賃貸物件の給湯器の修理や交換にかかる費用は貸主が負担
・給湯器の交換費用も貸主負担が基本
給湯器が壊れてしまえば、シャワーを浴びたいときに浴びられません。ちょっとしたことではありますが、ライフサイクルが乱れてしまうと何だか落ち着きませんよね。
通常なら、給湯器が故障してしまったら給湯器メーカーや、給湯器の修理や交換をする専門業者に依頼して自宅に駆けつけてもらいます。
でも、ちょっとお待ちください!!「賃貸物件の給湯器」の場合は、持ち家の場合と同じようにはいかないのです。
突然のことで焦ってしまい、給湯器に書かれたメーカーに問い合わせをして修理や交換の依頼をしてしまう方も多いのでは・・・。でも、ここで注意が必要です。
賃貸物件に入居する際に、すでに給湯器が備品と設置されていた場合はその給湯器の持ち主は貸主です。ということは、借主が故意に壊した訳ではない以上、給湯器の修理や交換は「貸主側が負担」となります。
給湯器をいち早く直して使えるようにしたいと思うところです。しかし、借主が勝手に修理をしてしまうと、修理費用を出してくれないといったケースもあるので注意が必要です。
万が一給湯器が壊れてしまったら、まずは「大家さんや管理会社に連絡」をするようにしましょう。
賃貸物件に備え付けの給湯器が故障したときは、まずは大家さんや管理会社に連絡をします。このときには、できるだけ給湯器の故障箇所や症状などを詳しく伝えられると、その後の流れがスムーズに進むはずです。
給湯器の修理や交換の手配は基本的に貸主がしますが、要望があれば借主がメーカーや専門業者に問い合わせて修理や交換の手配をします。
とはいえ、給湯器の修理や交換にかかる費用は、「貸主側が負担」します。先に費用を立て替えて後から返金してもらうことはあっても、故意による故障でなければ基本的に借主側が費用を負担することはありません。
賃貸契約書のなかにも、備品の修理などに関して詳しく記載されていることがあります。賃貸契約を交わすときには備品に関する項目をよく確認したうえで、契約書にサインをするようにしましょう。
一般的な給湯器の寿命(耐用年数)は約10年と言われています。そのため、この時期を目安に新しい給湯器を購入して交換する場合もあります。
寿命を迎える時期の前後に給湯器が故障したり、不具合を起こしたりすることがあります。そのため、場合によっては故障して動かなくなるまえに、事前に給湯器を買い替えて交換することがあるのです。
給湯器が故障したときには、修理費用は基本的に貸主側が負担します。それと同じで、新しい給湯器に買い替えるときにかかる費用も、基本は貸主側が負担します。とはいえ、交換までのあいだに大家さんや管理会社に報告なく、自分で故障箇所を直すこと、業者に依頼して修理してもらうことは避けたほうが良いでしょう、許可なく給湯器に手を加えたということで、「修理や交換にかかる費用を貸主側が支払わない」と言ってくるケースがあるからです。
給湯器が使えたとしても、不具合が起こる回数が日に日に増えていくというときには、作動しなくなるまえに大家さんや管理会社に連絡をして対応してもらいましょう。
まとめ
住まいの設備として無くてはならないアイテムの一つ、それがお湯を使うために必要な「給湯器」です。故障するとシャワーもお風呂も入れなくて不便ですし、とにかく早く修理して使えるようにしたいですよね。
持ち家の場合はすぐにメーカーや専門業者に連絡をすればいいのですが、「賃貸物件」であれば注意が必要です。
賃貸物件の備品である給湯器は、必ず大家さんや管理会社に連絡を入れるのが先決です。勝手に修理や交換をしてしまうと費用を貸主側が負担してくれなくなる、といったリスクがあるからです。
賃貸物件にお住まいの方は備品に不具合が生じた場合に備えて、大家さんや管理会社の連絡先を常に控えておくようにしましょう。