【給湯器に関するよくあるQ&A】給湯器っていつ買い替えたらいいの?

2017/12/12

 

給湯器が家の外に設置されていれば、普段から給湯器を目にすることはあまりなさそうです。一方、マンションや集合住宅にお住まいの方にとっては、屋内型の壁掛けタイプの給湯器がキッチン周りに設置されていることもあって、日頃から給湯器を目にする機会が多いでしょう。

そこで今回は、普段の何気なく使っている私たちの必需品、「給湯器に関するよくあるQ&A」をいくつかご紹介します。

 

 

目次

・給湯器っていつ買い替えたら良いの?
・給湯器の号数(ごうすう)って何のこと?
・給湯器を新しく購入したら自分で設置や取り付けをしても大丈夫?
・フルオートタイプとオートタイプはどっちがおすすめ?
・給湯器の種類って色々あるって聞いたけど本当?
・給湯器には暖房機能もあるの?
・給湯器からお湯が出ない・・・どうしたら良い?
・給湯器から煙や変な臭いがするときの対処法は?
・井戸水を給湯器で使っても大丈夫?
・給湯器はメンテナンスが必要?
・修理と交換を見極めるポイントは?
・リモコンが作動しない!そんな時はどうする?
・給湯器の故障をセルフチェックするポイントは?
・配管が凍結!?熱湯をかけて溶かしても大丈夫?
・給湯器を修理や交換をするときは時間がかかる?
・自分でもできる給湯器のお手入れは?
・修理や交換は即日でも対応してもらえる?
・給湯器には安全の保証期間ってある?

 

 

Q.給湯器っていつ買い替えたら良いの?

A.給湯器の寿命である10年を目安に買い替えられるご家庭が多いようです。

毎日のように使う給湯器ですが、一般的な寿命は約10年と言われています。使い方によっては10年以上使える場合もあれば、その反対に10年経つまえに壊れて使えなくなる場合もあります。

寒い冬の時期に、朝シャワーを浴びようと思ったら急に給湯器が使えずにお湯がでてこない場合は焦りますし、本当に不便です。そのため、給湯器が故障してしまい全く使えなくなるまえに、給湯器の寿命を目安に新しい製品に買い替えることも一つの方法です。

給湯器の種類によっては、修理や部品交換をしようと思っても、その部品がすでに製造されていない場合もあったり、修理してもまたすぐ違う場所が不具合を起こしてしまったりという場合があります。そういった時には、修理をするよりも新しい給湯器に買い替えて、交換取り付けをしてもらったほうがトータルコスト的には安くなる場合があります。

そのため、時期をみて給湯器の買い替えを検討しているときには、寿命である10年を目安にして買い替えをされるのがおすすめです。

 

Q.給湯器ってガスと電気どっちがおすすめ?

A.ガスと電気それぞれの特徴に合わせて、ご自身の住まいに最適な給湯器を選ぶようにしましょう。

一口に給湯器といっても、その種類はいくつかあります。代表的な給湯器といえば、「ガス給湯器」と「電気給湯器」が有名です。

これらは、ガス給湯器であれば都市ガスやプロパンバスといった燃料を使いお湯を沸かしますが、冬場の寒さが厳しい地域では給湯器の配管が凍結してしまうといった恐れがあるため、必ず凍結対策を行う必要があります。床暖房などの暖房機能としてガス給湯器を使うと設置工事は複雑ですが、電気給湯器よりも効率よく床を温められることから光熱費は安く抑えることができます。

電気を熱源としている電気給湯器は、ガス給湯器のような瞬間式の給湯システムではなく、貯湯式の給湯システムを用いています。そのため、ある一定の水量を電気代が安い深夜や朝方にお湯にして、専用タンクに貯めておくことができます。災害時などで電気やガスが止まってしまったときでも、タンクの非常用取水栓からお湯を取りだすことができる機種もあります。ですが、タンクに貯めたお湯を使い切ってしまうと、お湯をもう一度貯めるのに時間がかかりますし、お湯を作る時間帯が昼間であれば光熱費が高くなってしまうので、使う量に合わせてタンクの大きさを合わせて、お湯を作る時間帯を工夫することが大切です。

 

Q.給湯器の貯湯式と瞬間式はどっちがおすすめ?

A.給湯器の設置場所で選ぶなら、スペースを取らない「瞬間式」がおすすめ!

給湯器のタイプには、予めお湯を作って貯めておく貯湯式と、お湯を使うときにだけ作る瞬間式があります。

貯湯式であればお湯を貯めるために大きめのタンクが必要です。マンションや集合住宅ではそれらを設置するスペースの確保が難しいため、基本的には瞬間式の給湯器を設置します。

瞬間式の場合はタンクが必要ないですし、種類によって屋外型と屋内型のどちらかを選ぶことができます。また、屋外には壁掛けタイプと据置タイプの給湯器があるため、こちらもまた設置場所を工夫しながら選ぶのがおすすめです。

給湯器を使うときにかかる光熱費に関しては、ガス給湯器なら「エコジョーズ」、電気給湯器なら「エコキュート」と、エコや省エネを考えて生み出された製品が販売されています。

初期費用に関してはエコジョーズよりもエコキュートのほうがかかりますが、給湯目的で使う場合にはエコキュートのほうがランニングコストをより安く抑えることができます。

また、暖房機能を追加する場合には、エコキュートよりもエコジョーズのほうがより設置が複雑であるため、初期費用が高くかかります。とはいえ、エコジョーズであれば床を効率よく温められることから、光熱費はエコキュートよりも安く抑えられるといった特徴があります。

このように、ガス給湯器と電気給湯器には、それぞれに特徴やメリット、そしてデメリットがあります。そのため、各家庭に最適な給湯器はどれかということを比較検討しながら、失敗のない給湯器選びをすることが大切です。

 

Q.給湯器の号数(ごうすう)って何のこと?

A.号数の違いによって、1分間に給湯できるお湯の量が違います。

号数とは、サイズや大きさを表す数のことを指します。給湯器でいう号数とは給湯器を選ぶときの基準になる数でもあり、号数が大きくなるにつれ湯量が変わります。

たとえば、16号の給湯器であれば、1分間に給湯できるお湯の量は16リットルです。この湯量がどのくらいかというと、1~2人世帯の住まいで問題なく使える給湯器のサイズです。

同じ住まいに暮らす家族の人数によって給湯器の号数を選ぶようになりますが、一度にお湯を利用する人数が多いほど給湯器の号数を大きくします。少ない号数で大量のお湯を一度に使ってしまうと、給湯器の湯量が安定しない、お湯の温度が上がったり下がったりする、最悪の場合は給湯器の故障原因になることもあるので注意が必要です。

6号の給湯器であれば、1分間あたり16リットルのお湯を出すことができます。この湯量は1人暮らしの世帯向けです。2~3人世帯であれば1分間に20リットルのお湯が出せる20号、4~5人に世帯であれば1分間に24リットルのお湯が出せる24号が人気です。

暮らしている世帯人数により号数の数を変更したり、人数が増えるタイミングに合わせて給湯器を買い替えるのも一つです。

 

Q.給湯器を新しく購入したら自分で設置や取り付けをしても大丈夫?

A.ガス漏れや漏電などの危険性があるため、必ず資格を持ったプロの専門業者に依頼して設置や取り付けをしてもらいましょう。

給湯器を新しく購入したときには、これまでの古い給湯器を取り外したり、新しい給湯器を設置、取り付けをしたりする必要があります。業者に依頼をすればやはり基本工事費用だけでも2万円~4万円ほどかかるため、「自分でやったほうが安上がりなのでは?」と思われる方も多いでしょう。

しかし、給湯器の設置や取り付けを個人的にしてしまったことが原因で、ガス漏れや漏電などを引き起こす危険性が高まってしまうので絶対にやめましょう。特に、ガス給湯器の設置や取り付けに関しては、必ずガス設備士やガス器機設置のスペシャリスト資格などをもった業者に依頼をして、設置基準を満たした正しい設置や取り付けをしてもらうようにしましょう。

 

Q.フルオートタイプとオートタイプはどっちがおすすめ?

A.すべての機能を自動で行いたい方には、「フルオートタイプ」がおすすめです。

給湯器の種類には、「フルオートタイプ」と「オートタイプ」があります。これらの違いは、自動で全ての機能を使える給湯器であるか、もしくは一部の機能を除いて自動で使える給湯器であるかの違いです。

文字通り、フルオートタイプは前者であり、浴槽の湯はりから追い焚き、自動保温、たし湯、洗浄機能まで、すべての機能をボタン一つで実行できます。一方、オートタイプは後者であり、浴槽の湯はりや追い焚き、自動保温はできますが、たし湯や洗浄機能はその都度ボタンを押すことで機能が使えるようになります。

たし湯機能が自動か否かは、案外大きな違いです。たとえば、たし湯機能が自動のフルオートタイプであれば、水位が下がればセンサーが自動で探知して設定した水位まで自動でたし湯をしてくれます。

たし湯機能を使うためにはボタンを押す必要があるオートタイプであれば、自動でたし湯機能が止まることはなく、一定のお湯が足されるまでたし湯が続きます。そのため、たし湯をする前に浴槽にお湯が残っていれば、たし湯をしたことで浴槽からお湯が溢れだしてしまう可能性があります。

このように、ちょっとした機能の違いですが、より便利に給湯器を使いたいというときにはフルオートタイプの給湯器を選んだほうが良さそうです。

 

Q.給湯器の種類って色々あるって聞いたけど本当?

A.本当です!

給湯器といえばお湯を沸かすための器具ですが、設置場所や給湯システム、熱源、それに機能などの違いを比較検討しながら、それぞれの住まいに適した給湯器を選ぶことが大切なポイントです。

たとえば、熱源の違いでいえば、昔からよくみる「ガス給湯器」、オール電化住宅では欠かせない「電気給湯器」、さらには大量のお湯を沸かすのに適した「石油給湯器」などがあります。

これらの給湯器の中でも、お湯を使いたいときに瞬間的に沸かすことのできる「瞬間式」、さらには事前にお湯を沸かして専用タンクに貯めて使う「貯湯式」があります。瞬間式はタンクが必要な分、場所を取らないコンパクトなサイズになっています。そのため、屋外型の瞬間式給湯器であれば、壁掛けタイプや据置タイプから好きな方を選ぶことができます。

貯湯式の場合はお湯を貯めるためのタンクが必要なため、設置スペースを広く取れる一戸建て住宅向けの給湯器です。ガス給湯器のなかにも貯湯式がありますが、最近ではその殆どが瞬間式です。電気給湯器の場合は、貯湯式であるため電気代が安い深夜のうちにお湯を作り貯めることで光熱費を安く抑えることができます。

 

Q.給湯器には暖房機能もあるの?

A.製品によっては暖房機能が備え付けられています。

新しくマイホームを建てるご家庭では、給湯器を選ぶときに給湯専用やふろ給湯器といったように機能によりその種類が異なります。

給湯器1台あれば、キッチンや浴槽、シャワー、洗面所への給湯ができてとても便利ですが、その他にも最近では暖房機能が備え付けられた給湯器の需要が高まっています。

暖房機能が付いた給湯器は、「暖房用熱源機」と呼ばれています。それ一つで給湯のほか、床暖房や浴室乾燥機としても使うことができます。ガス給湯器で暖房機能を取り入れるには、複雑な設置工事が必要になるため初期費用は高くなります。ですが、床を効率よく温めることができるため、ランニングコストは安く抑えられると人気があります。

また、オール電化住宅では電気給湯器を設置するようになります。暖房機能の設置にかかる初期費用はそれほど高くないですが、ガス給湯器に比べると光熱費が若干高くなるといったデメリットがあります。

もちろん、どちらの給湯器を使うのがベストであるかは、ご家庭によっても異なりますし、今暮らしている住まいの状況によっても異なります。とはいえ、給湯器の機能や活用法を抑えておくだけでも、より効果的に給湯器を使いこなすことができますし、今よりももっと快適な暮らしを送れるようになるでしょう。

 

Q.給湯器からお湯が出ない・・・どうしたら良い?

A.リモコンのエラーコードを確認!ガス栓や水道栓を確認!それでもお湯がでないときには、専門業者に依頼して点検してもらいましょう。

「給湯器からお湯が出ない」というトラブルは珍しくありません。さっきまで使えていたのに急にお湯が出なくなる場合もありますし、夜や朝方になって使えなくなる場合もあって困ってしまいます。

そのような時は、慌てることなく先ずは「リモコンのエラーコード」を確認しましょう。エラーコードを確認できれば、取扱い説明書や各メーカーのホームページに記載されたエラー内容を確認して対処することができます。

この段階ですでに対処できない場合には、早急にメーカーや給湯器専門の修理、交換業者に連絡をして不具合のある給湯器を直してもらうようにしましょう。

また、ガス給湯器の場合はガス栓が閉まっていたためにお湯がでない場合もありますし、お湯が出ないどころか水も出ないときには水道栓が閉まっている可能性があります。電気給湯器の場合は、停電が原因でブレーカーが落ちている可能性もあることから、ブレーカーをONにし直すだけでお湯が出てくる場合もあります。

 

Q.給湯器から煙や変な臭いがするときの対処法は?

A.危険の前触れです。早急にメーカーや専門業者に見てもらいましょう。

給湯器から煙が出ているときや変な臭いがするときは、不完全燃焼や漏電といった危険を伴う状態である場合が多いことから、「早急にメーカーや専門業者に見てもらう」必要があります。

そして、こういった状態のときには決して給湯器を使わないようにします。

屋内型のガス給湯器の場合は、不完全燃焼に伴い一酸化炭素が部屋に充満してしまい、身体に悪影響を引き起こす可能性が高いために特に注意が必要です。

このようなトラブルを引き起こさないためにも、給湯器を購入するときには必ず専門業者に設置や取り付けを依頼して、不具合がない場合でも定期的に給湯器のチェックしてもらい、必要であればメンテナンスを行うようにしましょう。

 

Q.井戸水を給湯器で使っても大丈夫?

A.井戸水に対応した給湯器を使う必要があります。

井戸水とは、水を注入するために地面深くに掘った井戸から汲み上げた水のことをいいます。そのため、私たちが一般的に使う水道水とは違って、不純物を取り除くための水の処理が加えられていません。

そのため、井戸水を給湯器で使ってしまうと、その地域の水質によっては給湯器の配管部分に不純物などの異物が付着してしまいます。異物の付着が原因で配管が腐食して故障してしまう可能性があるため、一般的な給湯器では井戸水は使えないようになっています。万が一、井戸水を使って故障してしまった場合でも、保証範囲外となるため注意が必要です。

そのため、どうしても井戸水を使いたいという場合には、井戸水専用の給湯器を使用する必要があります。

 

Q.給湯器はメンテナンスが必要?

A.必ずではありませんが、定期的にメンテナンスをしたほうが安心です。

給湯器を住まいに設置、取り付けをしたあとは必ずではありませんが、「定期的にメンテナンスをしたほうが安心」だといえます。

突然、給湯器が使えなくなってしまえば寒くてお風呂にもシャワーにも入れません。それが深夜や朝型、さらには忙しいときであれば慌ててしまいますし、できるだけ早く問題を解決しなければなりません。

給湯器が問題なく使えていたとしても、定期的に点検をしておけば目には見えない不具合を先に把握して修理することができますし、万が一のときに備えて十分な知識を得ることができます。

メーカーや専門業者に依頼してメンテナンスをしてもらえば、寿命(一般的な給湯器は10年ほど)が近くなってきたときを見計らって、新しい給湯器への買い替えや交換などに関するアドバイスを受けることができます。メンテナンスをお願いする業者は、自宅から近ければ近いほど嬉しいですし、急な場合でも柔軟に対応してくれる業者であればより安心できます。

 

Q.修理と交換を見極めるポイントは?

A.給湯器の一般的な寿命を目安に修理か交換かを見極めましょう。

給湯器に不具合が生じたときや、購入して使い始めてから10年以上経過しているようなときには、給湯器を「修理」にようしか、「交換」にしようか迷ってしまいそうです。

そこで参考にしたいのが、「給湯器の寿命(耐用年数)」です。一般的な給湯器の寿命は、大体10年と言われています。この年数を目安に修理か交換かを見極めるのが一つのポイントです。

使い方によっては10年を越えても同じ給湯器を使い続けられるケースもありますが、給湯器の種類によっては故障してしまっても修理不可になる場合もあります。たとえば、メーカーで生産が中止された給湯器は、それから10年間は修理や交換のために部品を製造しますが、それ以降は修理用部品が欠品していて修理をしたくても修理できない場合があります。そのため、そういった場合には修理ではなく交換になります。

また、給湯器を購入して使い始めてから10年未満だという時でも、使い方や故障原因によっては修理代が高額になってしまい、新しい給湯器を購入したほうがトータルでかかるコストが安く収まる場合があります。こういった時には、寿命を越えていなくても修理より、新しい給湯器に交換をしたほうがより効果的だといえそうです。

給湯器を修理するか、交換するかで迷ったときには、まず使い始めてからどのくらい経っているか、それと修理した場合と購入した場合でどちらがより費用を安く抑えられるかなど、色々と検討をしたうえで最適な方法を選択するのがおすすめです。

 

Q.リモコンが作動しない!そんな時はどうする?

A.修理、または交換。それが駄目なら給湯器本体ごと新しく買い替える!

給湯器に関する不具合は、何も給湯器本体にだけ起こるわけではありません。

給湯器の機能を使うために必要な「リモコン」が壊れてしまったときにも、修理や交換が必要になります。

リモコンが作動しないときには、単純に停電などがきかっけでブレーカーが落ちている場合もありますし、コンセントが外れていたことが原因の場合もあります。しかし、これら以外が原因でリモコンが作動しない場合には、メーカーや専門業者に依頼をして修理や交換をしてもらいます。

給湯器本体と同様、リモコンも修理できなければ交換となりますが、生産が中止されてから10年以上経つような製品の場合は、交換するための在庫がないケースもあります。そのような場合は、リモコンだけ違う製品に切り替えることもできないので、給湯器本体ごと新しく買い替えて交換する必要があります。

 

Q.給湯器の故障をセルフチェックするポイントは?

A.給湯器本体の外観をチェックしてみましょう。

給湯器に異常がないか、不具合がないかを日頃から注意してみていれば、最悪の事態に発展するまえに修理や交換といった対処ができるはずです。

普段使いながら、お湯の水量や温度を肌で感じてセルフチェックすることはもちろん、屋外に設置してある給湯器は定期的にセルフチェックをして「本体の外観に異常はないか」確認しましょう。

給湯器本体を確認したときに、サビが付いていたり、水が漏れていたり、変な臭いがしたり、黒く焦げたような痕やすすけた汚れがあれば危険な兆候かもしれません。このような現象が起きているときは自分では対処できないため、早急に各メーカーや専門業者に問い合わせをして修理、もしくは交換工事をしてもらうようにしましょう。

そのような状態で無理に使うことは絶対に避け、危険な兆候を放置するといったこともないようにご注意ください。

 

Q.配管が凍結!?熱湯をかけて溶かしても大丈夫?

A.自然解凍を待ってから使うようにしましょう。

給湯器の配管が冬に凍結してしまい、お湯が出ないことがあります。

給湯器が使えなくては困りますし、凍ってできた氷は熱湯をかけて溶かしてしまいたい・・・と思われる方も多いでしょう。

ですが、熱湯をかけたことが原因で配管が故障してしまう可能性もあるため、凍結したとしても「自然解凍するのを待って」給湯器を使うようにしましょう。

また、冬の時期には温度の低い日が続くような地域では、給湯器の配管が凍結してしまわないように「凍結防止対策」をしておく必要があります。配管を保護するために配管カバーをする、もしくは配管の周りに断熱材や専用ヒーターを付けて凍結を防止するのも効果的です。

 

Q.給湯器を修理や交換をするときは時間がかかる?

A.簡単な修理なら1時間くらい、交換なら2~3時間くらいかかります。

故障した給湯器を修理するときは、簡単な修理であれば1時間くらい、修理箇所が多ければそれ以上の時間がかかることもあります。

また、修理ができずに新しい機種に交換となった場合は、一般的に2~3時間ほどの作業になります。新しい給湯器に交換するときに、設置場所を変えたい、配管の位置を反対にしたいといったときは、工事が複雑になるため作業に半日ほどかかることもあります。

最近は、便利な機能を備えた給湯器がたくさんあります。暖房機能もその一つで、給湯器で温めたお湯を活用して床暖房をすることができます。床暖房機能を後から追加するときは、工事に数日かかる場合もあります。

 

Q.自分でもできる給湯器のお手入れは?

A.給湯器をチェックして、ホコリやゴミがあれば取り除いておきましょう。

給湯器は、製品によって決められた設置基準に従い設置を行うことでより安全に使用できます。

煙がでたり、変な臭いがしたりという時には自分で対処できないため、早い段階で各メーカーや専門業者に依頼をして給湯器の点検を受けましょう。点検の結果によっては修理や交換が必要になるので、使えなくなってしまう前に給湯器のプロに相談することが大切です。

給湯器を分解したり、部品を交換したりすることは自分では出来ませんが、ちょっとした給湯器のお手入れであれば自分でも実行できます。

たとえば、設置している給湯器本体の給湯用の配管や排気口の周りにホコリやゴミなどが詰まっているときには、定期的にお手入れをしてキレイにしておきます。また、排気口の周りに燃えるものが置かれていれば、早いうちにそれらを移動しておくようにしましょう。

 

Q.修理や交換は即日でも対応してもらえる?

A.即日対応の業者もあります!

日本全国にたくさんの専門業者が存在しますが、中には給湯器の修理や交換を「即日対応」している業者もあります。

もちろん給湯器の販売元であるメーカーでも、給湯器の修理や交換は対応しています。しかし、メーカーは基本的に営業時間内での対応しか受付けていません。そのため、土日や祝日、深夜や朝方に給湯器が壊れてしまうと、給湯器が使えずに不便な日々を送らなければならず困ってしまうのです。

このような時に即日で対応してくれる業者を把握しておけば、突然のことでも修理や交換に駆けつけてくれるので安心です。

もし、ご自宅吹きに即日対応の業者がない場合は、万が一給湯器が故障してしまったときの対処法を考えておきましょう。

給湯器には、「貯湯式」という給湯システムがあります。これは、電気代が安い深夜のうちに大量のお湯を作って専用のタンクに貯めておくことができます。万が一給湯器が壊れてしまっても、タンクの非常用取水栓を使ってお湯を取り出すことができるので便利です。

 

Q.給湯器には安全の保証期間ってある?

A.販売メーカーや販売業者に確認してみましょう。

給湯器を新しく購入して設置や取り付けるとき、給湯器を修理したときには、作業や工事が完了したあとに故障や不具合が生じる場合があります。

そのため、保証期間や保証内容に関しては「販売メーカーや販売業者に確認」することが先決です。給湯器は機械なので新しい製品であっても、場合によっては初期不良が生じることがあります。そのときに、保証期間を利用して無償で修理してもらえることもあれば、不具合によっては本体ごと交換せざるを得ない場合もあります。

保証期間や保証内容は各メーカーや販売業者によって異なるため、事前に依頼をするまえによく確認しておくようにしましょう。

 

 


まとめ

普段何気なく使っている給湯器ですが、改めて新しい給湯器の購入や設置場所などについて考えると、今回のようにたくさんの疑問点が湧いてくるものです。

機能が豊富な給湯器をただ選べば良いわけでもなく、「給湯器を設置するためのスペースが確保されているか」、または「ガスや電気どちらを熱源にした給湯器を選べば良いのか」、「家族みんなが不自由なくお湯を使うための号数選び」など、給湯器一つとっても考えなければならない要素がたくさんあります。

今回ご紹介したほかにも沢山の疑問が湧いてきそうですが、それら一つずつをよく整理し解決することで、より最適な給湯器選びをすることができるはずです。

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