給湯器ってどんなときに使うの?いろいろある便利な機能とは?

2017/12/05

 

私たちの生活に欠かすことができない「お湯」ですが、いつでもどこでも簡単にお湯を作れる器具として「給湯器」がほとんどの家庭に設置されています。

炊事のときに汚れた食器を洗うときにもお湯があると綺麗に油汚れが落ちますし、何より毎日入るシャワーやお風呂でお湯が使えないと不便です。

給湯器の最大の特徴は何よりも給湯できるという機能ですが、ここ最近は給湯以外にもさまざまな機能が存在しています。なかには、備わっている機能の種類によっては私たちの生活がより快適になりますし、機能が付いているのに使わないで勿体ないことをしてしまってしまうことは避けたいものです。

そこで今回は、給湯器ってどんなときに使える器具で、どのような便利機能が備え付けられているのかをいくつかご紹介します。

 

 

目次

給湯器をより効果的に使うために覚えておきたい機能
・覚えておきたい便利な給湯器の機能とは?
・フルオートタイプとオートタイプの違いってなに?

 

 

給湯器をより効果的に使うために覚えておきたい機能

給湯器は、その名のとおり水を沸かしてお湯として使うための器具です。

一口に給湯器といっても、ガス給湯器や電気給湯器、灯油給湯器などがあり、熱源や給湯システムなどが異なります。

これらの給湯器は、製品の種類によってさまざまな機能が付いています。いま使っている給湯器に付帯されている機能を知らずに使わないでいるケースもあるので、より効果的に給湯器の機能を使うためには、以下のような便利機能を色々と把握しておくのがおすすめです。

 

覚えておきたい便利な給湯器の機能とは?

機能① 給湯

給湯器というだけあって、やはり「給湯」の機能は必須です。

給湯機能のみが付いている製品のことを給湯専用タイプといい、そのほかにも追い焚きなどの機能を追加してある製品はまた違うタイプの給湯器になります。

 

機能② 追い焚き

給湯器は、とくにキッチンや洗面台、それにお風呂場で使うことが多い器具です。

その中でも、私たちが給湯のほかによく使う機能が「追い焚き」です。

追い焚きは、お風呂に張ったお湯が一度冷めてしまったときに、もう一度温めて直して使うための機能です。温かいお湯に浸かるために水を入れ替える必要がないため、水道代の節約にも効果的です。

最近は、お風呂に張ったお湯の温度が一定値まで下がってしまったときに、自動で追い焚きをしてくる便利な機能が付いている浴槽もあります。

 

機能③ 保温

追い焚き機能が付いている給湯器を使っていれば、お風呂に張ったお湯の温度が低下してしまった場合でも自動で追い焚き機能が冷めたお湯を温め直しくれます。

そして、常にお風呂の水の温度が下がってしまうと、自動で追い焚きをして一定の時間にわたりお風呂を「保温」することができます。

 

機能④ たし湯

自動でお湯の温度を管理してくる自動保温という機能、さらには温度が低くなったら自動で追い焚きをしてくれる機能、さらには水位が下がってしまったときには自動で「たし湯」をしてくれる機能も便利です。

たとえば、事前に設定していた水位よりも5cm下がると自動でたし湯がされるため、常に水位を保つことができます。

 

機能⑤ 湯はり

自動の湯はり機能では、お風呂にお湯を張るときに事前に設定していた水位で水がストップするように設定することができます。この機能を使うと、お湯が溢れてしまうことを防げるといった効果があり便利です。

 

機能⑥ 配管の自動洗浄

給湯器の便利な機能の一つに「配管の自動洗浄」があります。

お風呂の追い焚きをするときには、もともと張っていたお湯が配管を通って再度温められることから少なからず汚れが溜まってしまいます。自動洗浄機能を使うと、お風呂の残り湯を排水するときに配管に新しいお湯を流し込むため、配管内についた汚れをきれいに洗い流すことができます。

そのため、新しいお湯を入れたときには毎回きれいなお湯を出すことができるため、より清潔なお風呂に入ることができます。

 

機能⑦ 音声ナビ機能

さまざまな便利機能が付いた給湯器には「音声ナビ機能」が付いていることがあります。

この機能は、湯はりや追い焚きなどの機能を使ったときに、お湯が設定水位に到達したときや追い焚きによるお湯の温めが完了したときに音声で作業が完了したことを教えてくれる機能です。

音声ナビが付いていることで台所に設定してあるリモコンからお知らせがされるので、毎回お風呂を行き来する必要がないので便利です。

 

機能⑧ リモコン

給湯器を遠隔操作できる便利な機能が「リモコン」です。

お風呂場とキッチンのどちらにもリモコンを設置することで、お風呂の湯はりや追い焚き、たし湯、温度設定、さらにはインターフォン機能などを使うことができます。これまではコードレスの給湯器リモコンが主流でしたが、最近ではスマホの専用アプリを利用することで簡単に給湯器の操作ができる便利なリモコンも増えています。

 

フルオートタイプとオートタイプの違いってなに?

給湯器の基本的な便利機能が分かったあとは、「フルオートタイプ」と「オートタイプ」の違いについてみていきましょう。

 

○フルオートタイプの給湯器

「フルオートタイプ」は、その名のとおり給湯器についている機能をすべて自動で使える「全自動」の給湯器といった特徴があります。

スイッチを押すことで浴槽に自動で湯はりがされて、設定している水位で湯はりがストップし、水位と温度ともに自動で調整することができます。浴槽の一定以下に下がれば自動でたし湯がされますし、お湯の温度が下がれば自動で追い焚きをして保温をしてくれます。

さらに、排水時にも自動洗浄機能が付いているので汚れの付いた配管を設定した温度のお湯で自動的に洗浄できるといった魅力があります。

 

○オートタイプの給湯器

フルオートタイプは、とにかく全ての機能を自動で行えるタイプの給湯器のことです。その一方、「オートタイプ」は全てが自動というわけではなく、基本的には湯はりから追い焚き、保温までは自動で動かすことができますが、「たし湯」に関しては自分で操作をする必要があります。

また、通常の自動ボタンを押して追い焚きをしようとすると、残り湯の量によっては追い焚きにより増えたお湯が浴槽から溢れ出してしまう場合があるためお湯の量にバラつきが生じることがあります。

 

「たし湯」と「配管の自動洗浄」が必要かどうかで選ぶ!

給湯器を選ぶときのポイントの一つとして、「たし湯」と「配管の自動洗浄」が必要かどうかを判断して製品を選択することができます。

たとえば、たし湯に関しては自分で量を調節すれば大丈夫という場合には、オートタイプで構いません。ただ、お湯が溢れてしまうリスクや、自分でわざわざ設定しなくてもお湯が足される機能に魅力を感じるという方はフルオートタイプの給湯器がおすすめです。

 

 


まとめ

今回は、給湯器に備え付けられている便利な機能の基本についていくつかご紹介しました。

これらのうち、どの機能が付いているとより便利かということで給湯器を選ぶことができますし、フルオートタイプにするか、オートタイプにするかということも選びやすくなるはずです。

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